スポンサーリンク
「働き方改革」、私が勤めている会社でも2017年度に入ってから、ささやかれるようになってきました。
働き方改革WG(ワーキンググループ)なる会議体を作って何やら議論しているようですが、何やっているのでしょうね。
残業してなんぼの職場だったが・・・
私が勤めている会社は残業して稼げてたようなもので、残業しないと生活が苦しいです。
60歳前の先輩に聞いたら、残業しないと手取り給料が20万円台だというではありませんか。
こんなことを20歳代の後輩に言ったら退職者続出するのではと思います。
夢も希望もありませんよね。
たまに残業、休日出勤をするとその分早く帰れ、代休しろ、などと言われマネージメントが窮屈になってきて、2年くらい前から残業時間ゼロです。
私としては、月30時間の残業が体力的、精神的、経済的にちょうどいいのですけどね。
部署によって偏ってますが、マネージメントのできていない部署はいつも炎上しています。従業員の残業時間は100時間を超えています。
残業して稼げているのはうらやましいですが、私には今では体力的、精神的に無理ですね。
以前は私も繁忙期には平日・土日、9:00から終電まで3カ月続き、5日間くらい家に帰れなかったこともありました。
今では良い思い出です。(もっと酷いプロジェクトも横目でみていますが・・・)
労働基準局の監査
私は直接関わっていませんが、どうやら2017年度から労働基準局の監査が厳しくなったようです。
たとえば、退勤したにも関わらず、なんで退勤以降に入退室の記録があるのか?
たとえば、勤務時間外にも関わらず、なんでWebアクセスした記録があるのか?
たとえば、休憩時間にも関わらず、従業員のスケジュールが入っているのか?
などなど、突っ込まれるそうですよ。
サービス残業を企業が強要していないか、の監査でしょうか。
働き方改革担当大臣?
働き方改革担当大臣なる大臣がいるそうですね。
何しているのか庶民には伝わってきません。
2016年に「働き方改革実現会議」を設置したようですが、何しているのでしょう。
時代後れかもしれませんが、私は新聞、TVは見なくなりました。
なぜなら、どうでもいい有名人の話題など、各局同じようなことを放映しているし、ネットのネタをパクって放映しているからです。
横道それましたが、「働き方改革」、調べたら簡潔にいうと以下のようなことらしいです。
労働力人口が想定以上に減少しているから、長時間労働の改善、非正規と正社員の格差是正、高齢者の就労促進しよう。
私の認識、合ってますかね?
「働き方改革」がささやかれるようになったのは、電通社員が長時間労働で自ら命を絶ったのがきっかけだったと思うのですが、いかがでしょうか。
何か政府の作為を感じますね。
電通社員の方にはご冥福をお祈りします。
「働き方改革」のネットの反応
私が認識している「働き方改革」の「長時間労働の改善」ばかりに反応しているようです。
要は、残業せずに効率よく仕事しろよ、ととらえているみたいです。
こういうのを「時短ハラスメント」と言うそうです。
「働き方改革」、会社の変化
「働き方改革」に対する私が勤務する会社の反応はどうでしょうか。
「働き方改革」のネットの反応のように、残業せずに効率よく仕事しろよ、は肌で感じます。
そのほかに以下のような変化があります。
(1)定年過ぎても嘱託として働ける。
(2)在宅勤務を試行し始めた。
(3)副業が解禁されるようだ。(噂)
(4)派遣社員を増員した。
(1)は、政府が言うところの高齢者の就労促進に充たりますね。
(2)は、在宅勤務許可する代わりに会社の席はなくなる、定期代払わない、といることになるのではないでしょうか。
(3)は、「働き方改革」と関係あるのかわかりませんが、副業してもいいけど会社の仕事を優先してね、ときてされると思ってます。
(4)は正社員のコストを下げるのが目的でしょうが、派遣社員を教育、コントロールするのにコストがかかりそうで、本末転倒のような気がします。
結局
結局、「働き方改革」は、会社にとっては以下のコスト削減が図れるので推進しようとしているのでしょうね。
・高齢者と派遣社員を安いコストで働かせる
・正社員は残業せず効率よく働かせる
・在宅勤務(場所代、電気代、交通費が削減)
従業員は残業が減った分は副業して生活費を補填してね、といった図式でしょうか。
政府としては、コスト削減によって会社の利益が上がり税金を徴収しようとしているのでしょうね。
ああ、世知辛い。
以上、ありがとうございました。
スポンサーリンク